「投資をしてみたいけど怖い...」投資の怖さの正体を解説します
こんにちは、kaburicoです!
「投資を始めてみたいけど怖い...危険なのでは?」
そんな悩みがあって、なかなか投資に踏み出せない方へ、投資におけるリスクの本質と、具体的な対処方法を解説します。
この記事はこんな方へおすすめです。
- 投資で損をする理由を深く知りたい
- 投資の勉強を本気でしてみたい
この記事を読めば、多くの人が投資で損をする本当の理由と、具体的な勉強方法を知ることができますよ!
それでは早速、見ていきましょう。
投資におけるリスクはこの3つ
投資はお金を使ってお金を稼ぐことなので、当然、元手が減ってしまうリスクがあります。
投資で失敗してしまう理由は大きく分けてこの3つです。
それぞれ、簡単に説明します。
1.メンタルコントロール
「リスクはあなたが何をやっているか理解していない時に起こる。」
これは、投資の神様、ウォーレン・バフェット氏のお言葉です。
なにかに投資した瞬間から、あなたの資金は絶えず増えたり減ったりを繰り返します。
そしてそれは、あなたの感情に「不安」や「恐れ」などを生み出し、当初の投資計画に逆らったギャンブルトレードを誘発してしまうことがあります。
要するに、理性が効かなくなった状態になり、自分の感情が一番のリスクになり得るということです。
2.資金管理
生活に置き換えると、これは「家計簿」のようなもので、自分の資金の大きさに応じて、どんな時にどれだけの資金を使えるのかの戦略をたてることです。
自分が取れるリスクを知らずに、投資で勝ち続けることは不可能です。
先にご紹介したメンタルの崩壊を防ぐ手段でも、やはり資金管理が重要なのです。
3.勉強方法の間違い
経済用語や企業の決算、チャート分析など、テクニック論を知るに越したことはありません。
しかし、そういった無知が原因で資金を溶かしてしまう人は多くいません。
無知は無知でも、テクニックではなく、過去の金融危機での群集心理や自分の感情について無知であれば、生き残り続けるのも難しいでしょう。
具体例
メンタルコントロール
メンタルが原因で崩壊する主な例はこちら
それぞれ具体的に見ていきましょう。
(1)損切りができない
損切りができないと、
→予想に反した方向に動く
→損を認めたくない
→買い増し
→さらに損が拡大
→資金が底をついて退場
予想に反して含み損がでたとき、すぐに切ることができずに崩壊するパターンです。
最初に損切りラインを決めたとしても、実際に資金が減ったことを確定させるのは簡単ではありません。
さらに、少し損切りが遅れるくらいならまだしも、無計画なナンピン買い(※)に走り出したら、資金が底をつくのも目の前です。
※ ナンピン買い:逆方向に動いた時に買付単価を下げるために買い増すこと。
投資は「損小利大」を重ねてトータルで稼ぐものなので、損がでるのは当然ですし、著名な投資家、ウィリアムオニール氏も「株式市場で大きな勝利を収める秘訣は、常に正しいことではなく、間違ったときに可能な限り少ない金額を失うことです。」と述べています。
「損を認めたくない」という感情で投資行動を決める人間の心理こそが、最も危険なのです。
(2)損を取り戻したい
損失を埋めようとして誰もが思いつくことは、、
「一発逆転」です。
ギャンブルを経験した方ならこんな心理状況をしっているはずです。
5万円あった軍資金が2万円になったとき、
「もうどうにでもなれ、、」
この投げやりな感情が芽生えたはずです。
投資でも全く同じ状況に陥ると、最初はしっかり分析して慎重にエントリーしていたのに、資金が減った結果、思考停止になり、急にロットを上げて値動きの激しい商品に手をだすようになります。
投資の世界では、少ない資金を担保にして倍以上の金額を賭ける(レバレッジ取引)こともできるゆえ、いくらでも短期間で大儲けすることは可能です。
ですが、反対に1億円を1日で失くすことも可能です。
なので、この感情に負けている以上、どんなに稼いでも一瞬ですべてを失ってしまうわけですね。
メンタルを自分で制御するのは不可能?
他にも、自分の感情が投資にとって大きなリスクになる場面は多くあります。
しかし、「今度こそルールを守ろう」「この感情は危険だ」と、自分の感情の変化に気付くことができても、その感情を抑えることは至難の技です。
「やらない」という行為は単純ですが、簡単ではありません。
ではどうすれば自己崩壊を防げるのか、
その鍵は「コントロールできる部分をコントロールする」ことです。
感情に影響が少ないロットで投資をしたり、レバレッジ取引ではなく、現物で少しずつ積立を行うなど、あなたの資金に合った計画を立てることが重要です。
2.資金管理
日常生活でも「来月は旅行行くから、今月の食費を3万円以内におさえよう」といった計画を毎月のようにたてることも多いですよね。
それとまったく一緒です。
投資での資金管理で最も重要なのは、
適切なロットサイズの決定です。
そして、そのロットサイズをいい加減にしていれば、あっという間に資金をすべて失うことになります。
ロットというのは勝負に賭ける単位のことで、大きく張るほどリターンは大きいですが、当然、リスクも跳ね上がります。
たとえば勝率60%の手法で、1回の損失が初期総資金の20%だったらどうでしょう。
単純計算で、5回勝てば資金が2倍になりますが、逆に5回負ければ資金をすべて失うことになります。
多くの投資本では、許容できるリスクは総資金の2%に抑えるべきと書かれていますが、それは手法の期待値や、その時の状況にもよるため、一概には言えません。
ただ、損失を受けるたびに悔しさを強く感じてしまうようなら、その資金管理は間違っていることでしょう。
資金管理は、メンタルを安定させる仕組みを担っています。
逆を言うと、資金管理を怠れば、メンタルからすべてが崩れることにつながります。
3.勉強方法が間違っている
あなたは投資の勉強というと、どんな内容を思い浮かべますか?
おそらく「勝つための方法」系ではないでしょうか。
そして勝つ方法を探し続けた結果、、
だいたいの人はこうなります。
どんな方法を試しても確実に投資で勝ち続けられる方法は存在しないため、学んでも勝てない理由はこれが多いです。
要するに「なにやっても勝てない」というのは、嘘です。
メンタル、資金管理、手法のうち、1つしか学んでない人がほとんどなので。。
どうすればリスクを軽減できる?
労働でお金を稼ぐには、時間が減ります。
お金でお金を稼ぐためには、お金が減ります。
あなたが会社勤めをされているなら、残業をしないために、仕事を早く終わらせようと工夫しますよね?
それは「時間」というリスクを軽減しているわけで、投資ではそれが「お金」にあたります。
リスクはコントロールできる
この記事で最もお伝えしたいこと。
それは「投資が怖いのでは無く、人間心理が一番怖い」ということ。
人間心理が生む「恐怖」「強欲」「不安」などといった感情が引き起こす行動が最も危険なのです。
そして、そのリスクを抑えるために資金管理で強固な規律をつくり、投資メンタルを正常に守り抜くのです。
この情報社会でも、大衆が負け続ける理由はここに向き合わないからです。
投資で優先するなら、
メンタル>資金管理>手法
でしょう。
地味ではありますが、まずは生き残ることです。
まとめ:投資はやったほうがいい?
結論として
「やるべきです。」
ただ、始める前に以下のことを知っておいてほしいです。
- 退屈
- 孤独
- めんどくさい
- つまらない
- 手っ取り早くお金持ちになれない
やる気をなくすような感じですが、間違ったイメージで投資を始めるより「ただの金儲けの手段」くらいの距離感が、自分を守るためにはちょうどいいと思います。
ではなぜ、投資をやった方がいいのか。
それは「資金の移動先を見極める力がつく」からです。
債券・株式・通貨・コモディティなど、さまざまなものが日々取引されているなかで、価値ある投資先を見極められる力は、お金儲け以外にも、世界的な知見を与えてくれるはずです。
「投資には手を出してはならない」と言っている人は日本円に100%、全額を投資していることになり、リスクは低いでしょうが、資産を増やすことも知識の広がりにもつながりません。
現金も金額は減りませんが、インフレにより実質的な価値が減ることがあります。
要するにお金が絶対に減らない方法(ノーリスク)はなく、「投資は危険」という思考から抜け出し、みんなが投資を学んでいくべきだと僕は思います。