【FX初心者向け】通貨ペアを選ぶときのチェック項目とは?
FX初心者が通貨ペアを選ぶときのチェック項目とは?
こんにちは、kaburicoです!
FX口座を解開設したはいいものの、なにを買えばいいのかわからない、、
こんな疑問にぶつかっていませんか?
そこで、今回は通貨ペアを選ぶときにみるべきポイントをチェックリストにしてご紹介します。
では早速みていきましょう。
大前提:トレードスタイルを確立する
FXでは24時間取引が可能です。
そして、通貨ごとにボラティリティ(値動きの幅)が出やすい時間が異なるため、あなた自身のライフスタイルに合ったトレードをするのが無理せず稼ぐポイントです。
最初のトレードスタイルの確立手順はこんな感じです。
- トレード可能な時間をきめる
- 各国マーケットが開いている時間を知る
- 主要通貨の特性を知る
1.トレード可能な時間をきめる
- スキャルピング:数分〜数時間
- デイ :1日
- スィング :数日〜数週間
- 長期 :数週間〜
簡単に分けるとこんな分類です。
この中で、あなたが仕事や家事などに支障なくトレードできる時間を決めましょう。
FXはスマホ操作で24時間トレードができるため、片手間で完結します。
しかし、簡単でいつでもできることは、逆にいい加減なトレードにもつながるため、冷静に判断できる時間を確保しましょう。
2.各国マーケットが開いている時間を知る
マーケットが開いている時間=通貨の価格がうごきやすい時間です。
ですから、あなたが短期トレーダーであれば特に、自分のトレード時間にうごきがある通貨を選ぶのがよいでしょう。
↓このようなサイトにわかりやすく載っています。
※ 夏時間と冬時間があるので注意!
3.主要通貨の特性を知る
主要通貨とは、要するに人気の通貨のことですね。
はじめのうちは、ドル、ユーロ、ポンド、豪ドルくらい知っておけばOKです。
そして通貨ごとにボラティリティの大きい時間は、下記のサイトで確認できます。
通貨ペアを選ぶときのチェック項目
ここまでであなたの時間、やり方、そしてそれに合致する通貨の探し方をかんたんにご説明しました。
それではここから本題の、通貨ペアを探すポイントを見ていきましょう!
1.有事は発生していないか
例えば戦争ですね。
ウクライナ戦争が勃発したときの通貨の動きです。
ちなみにこれはドル/ルーブル(USD/RUB)日足チャート。
これはボラティリティが激しすぎて取引が停止になるくらいでしたが、有事が発生すると過去分析が一切機能せず、おまけにスプレッド(買いと売りの価格差)も大幅に広がってしまうためリスクしかありません。
このような通貨が含まれているペアはやめておきましょう。
2.金利差
FXにおいて金利を気にしないのは絶対にNGです。
そして各国の中央銀行は「利上げ」と「利下げ」を繰り返して、経済の過熱感に応じてお金の流れを調整しています。
このへんの流れはざっくり、金利が高い通貨ほど買われる(低金利はその逆)とだけ覚えておきましょう。
たとえば、ドル円(USD/JPY)でみると、2022.5月時点の政策金利は
米国:0.5%
日本:-0.02%
と、米国が圧倒的に高金利です。
注意してほしいのは今の金利ではなく「今後の見通しとして金利を上げる方向なのか下げる方向なのか」という部分がポイントになってきます。
執筆時点では、米国がインフレ対策として急速な利上げをすると年内に見込まれており、ドル円チャートは狂ったように上がっています。
これは何度も言いますが、金利が上がったからではなく、市場の見込みを超えたペースで金利を上げようとしているからです。
ポイントは「未来」です。
3.出口が明確であること
出口とは「損切り」と「利確」のことですね。
FXにおいて、目的がスワップ金利のみという方は少ないため、決済の注文は必ず入れておきましょう。
また、リスク:利益=1:2など、損小利大でトレードを重ねていくことが大事です。
4.お金はいくらかかるのか
「バカにすんな!」と思われたかもしれませんが、これを深く考えている人がすくなすぎる。
などなど、FXは比較的短期売買で証拠金取引でもあるため、資金管理を徹底しないといつのまにかお金が減ってるなんてことになりかねません。
そして取引時間や通貨ペアによってはスプレッド(手数料みたいなもの)の開きが大きく、エントリーに大きなコストがかかるものもあります。
◆ 証拠金としていくら必要なのか
◆ 損失はいくらまで耐えられるのか
このくらいは完璧に把握しておくようにしましょう。
5.テクニカル的に優位性はあるか
金利や有事のチェックと並行して、チャートの状態も必ずチェックしましょう。
RSI、MACD、フィボナッチなど、お絵かきしだしたらきりがないので、
◆ 週足のサポレジ
◆ 移動平均線
はじめのうちはこのくらいでOKです。
買われすぎ、売られすぎのサインを教えてくれる系は、結局のところ逆張りを狙ってるだけなので、じっくり検証してから実践に移すようにしましょう。
ちょっと話が逸れますが、逆張り欲がでてきたらこのお言葉で清めてください。
トレンドさえあればいい、それ以外はなにも必要ない。トレンドが発生した理由を探る必要もなければ、興味もない。ただひたすら、ポジションを維持するだけだ。
その判断は感情か事実か
面倒なようですが、経済という大きな流れから、細かい値動きを確認していきます。
その過程でやってはいけないことは、
「感情で判断する」
ことです。
データを確認しても、感情ですべてがねじ曲がります。
週末、相場が動いていない時に戦略を練るなど、自分なりに工夫していきましょう。
まとめ:迷ったらロットを下げよう
初心者のうちは、経済ニュースの言葉の意味も、テクニカル的な判断も当然できません。
はじめのうちは損失を出す方が多いと思いますが、徐々に値動きのパターンがわかってくるはずです。
最初は検証と思って、限りなく小さなロットで実践を積むのがおすすめです。
実践あるのみです!